子どもの誕生日は一大イベントですよね。
誕生日パーティーに合わせた献立を
用意してあげるママも多いと思います。
子どもの好みの献立を想像しますが、
どんな献立を用意してあげればよいか悩みますね。
保育園で給食作りをしていた経験もある
管理栄養士の資格を持つ私がご紹介します。
【子どもの年齢に合わせた献立にしよう】
子どもの年齢によって、食べられる献立が変わってきますよね。
また、年齢だけではなく成長によっても個人差があります。
歯の本数や噛み切る力、あごの筋肉の発達は
子どもの頃は思っているよりも差があるのです。
近くでいつも見ているママは
その微妙な成長過程を観察しながら
献立を日々子どもに用意していますよね。
これは当たり前のようで、とてもむずかしいことです。
改めてすべてのママはすごいなと思います。
子どもの食の悩みで「偏食」はあるあるです。
3歳までの幼児は、体調や気分によって食欲が出なかったり
食べられない料理や食品を嫌がることがあったりして
あまり食べないこともあります。
食べる量にむらがある時期なので
あまり気にしなくても大丈夫です。
3歳以降になると活動量がグンと増えるため、
いつのまにか食べられるものや量が増えてきます。
あまりに心配の場合は偏食外来のある小児科もあるため
プロに相談するといいでしょう。
誕生日の時のような特別感のある献立は、
いつもよりたくさん食べる子どもが多いです。
それだけ雰囲気が食事に影響を与えるということですね。
誕生日など特別な行事の食事献立でも
普段の食事と同じような食べ物の大きさに切り、
必ず食べたことのある食材で用意してあげましょう。
特別だからと、例えば食べたことのない生魚を出すと
その子によってはお腹を壊すかもしれないからです。
特別感も大事にしてあげたいと思いますが、
安心安全に食べられるものを取り入れた献立にしましょう。
アレルギーがある子どもはなおさらです。
【好きな食べ物を食べさせてあげよう】
好きな食べ物に、少し栄養バランスを
考えてあげるとよいでしょう。
例えば唐揚げやピザと一緒に
サラダや、野菜入りのスープを用意するなどです。
カロリーや塩分が高くなりすぎると
子どもは腎臓機能が未熟なため負担となります。
すぐに病気になるわけでは決してありませんが、
肥満症などの原因になることもあるので気をつけましょう。
【手作り献立のレシピ】
〇我が家の定番手巻き寿司
我が子は手巻き寿司が大好きです。
具材を一緒に作るところから楽しんでいます。
手巻き寿司は野菜も一緒に食べることができるので
バランスも見た目もいいですよ。
好きな具材を用意してあげるといいのですが、
我が家の具材をご紹介します。
・ツナマヨ(ツナ缶とマヨネーズを和える)
・かにかま、
・レタス、きゅうり、かいわれ大根、大葉
・まぐろ、寿司えび、サーモン
・卵焼き(小さめに切って巻きやすくするのがおすすめです)
お刺身は生でまだ食べられない場合、
ゆでてしっかり火を通してください。
お刺身は骨がなく食べやすいのでおすすめですよ。
酢飯は苦手な子どもも多いため、
子どもだけ白飯にするなど好みに合わせてあげてください。
海苔にご飯と好きな具材を乗せて
自分で作って食べることはとても楽しいみたいです。
食事作りに参加することは食育になります。
「おままごと」と違い、本当に食べられるものを作る体験は
わくわくしたり、ドキドキする経験になるのです。
実際自分で作ったものはよく食べてくれるものです。
お祝い感もあり、食育にもなる手巻き寿司パーティー。
ぜひ試してみてください。
【手作りと市販をうまく組み合わせよう】
手作りが好きで、むしろ手をかけるのが趣味!というママは
お祝いメニューの献立作りはとても楽しいでしょう。
しかし、いくら可愛い大事な我が子の誕生日でも
献立を考えて作ることが負担だと思うことは当たり前です。
間違ってもだめなママだと思う必要は絶対にありません。
手をかけすぎなくても子どもは喜びます。
市販品のみでも十分なのです。
でも一品だけでも作ってあげると、こちらも気が楽になれます。
・トマトを切って市販のハンバーグを盛り付ける
・冷凍ブロッコリーをチンし、市販のからあげを盛り付ける
・ゆで卵を作り、市販のポテトサラダに混ぜる
これだけでも見た目と栄養バランスがよくなります。
ケーキも市販品を組みあわせれば、
簡単でヘルシーなものができあがります。
おすすめは、パンコーナーに売っているシフォンケーキです。
スーパーに売っている豆乳のホイップクリームを塗り、
生もの、缶詰どちらでもいいので好きな果物をかざります。
あとは100円均一で売っているろうそくを飾れば
立派な美味しいケーキの完成です。
もちろんケーキ屋さんで購入するのもいいのですが
アレルギーや、カロリーなどが気になる場合は
作るとママも安心して食べさせてあげられます。
飾りつけも子どもと一緒に行うと
イベント感が出て楽しんでくれますよ。
大事なのはママが無理をしないことです。
「おめでとう」と声をかけ一緒に食事をすることが
何より誕生日は大事なことだと思いますよ。
【楽しくお祝いできる雰囲気で食べよう】
家族と一緒に食べることは、子どもの成長にとって
とても必要で大切な経験となります。
安心できる雰囲気、楽しい雰囲気で味わう食事は
大人になっても記憶に残る思い出となります。
誕生日のお祝い献立を用意し、
可愛い我が子に「おめでとう!」と伝えましょう。
忙しい毎日ですが、
ママも子どもと美味しく楽しく特別な時間を過ごしてくださいね。
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